JR九州システムソリューションズ株式会社
この度、JR九州システムソリューションズ様と「e-works」代理店契約を締結し、株式会社JR博多シティ様への導入が完了いたしました。
株式会社JR博多シティ様への導入も担当されました、e-works担当のシステム運用本部顧客システム部の野口次長代理にお話しを伺いました。
- e-works:JR九州システムソリューションズ株式会社は、どのような会社でしょうか?
野口様:当社は、情報システムの開発、運用保守、コンサルティングを行うJR九州グループの情報サービス企業です。JR九州の基幹システムをはじめ、インターネット列車予約システムや交通系ICカード全国相互利用システム、そしてJR九州グループ企業の様々なシステムの提案、設計・構築、運用保守に携わっております。またその他にも、インドITベンダーとの合弁会社設立(2010年)など、新規の事業にも積極的にチャレンジして参りました。JR九州グループの情報システム開発で培った豊富なノウハウと総合力を活かしながら、グループ企業以外への展開や新しい事業にも取り組んでいる活気ある会社です。
勤怠管理システムに関しては、当社では人事・給与・就業システムのSaaS(ASP)サービスを2005年より提供しております。本サービスは10年以上の実績があり、現在はJR九州グループ企業の22社にご利用頂いております。システムの提案から導入、そしてシステム導入後の業務サポートまで一貫したサービスを提供していることが本サービスの強みであり、JR九州グループ外の企業様に対しても積極的に展開している状況です。
- e-works:数ある勤怠システムの中で、勤怠管理システム「e-works」を選ばれた理由をお聞かせ下さい。
野口様:当社が人事・給与・就業システムのSaaS(ASP)サービスを開始してから10年以上が経過しており、既存の機能では昨今のお客様ニーズの多様化や「働き方改革」等の外部環境変化に対応することが困難な状況でありました。これらの変化に対応可能なシステムに刷新しようと、就業管理システムの製品調査を行ったときに巡り合ったのがイーワークス様の勤怠管理システム「e-works」(以下、e-works)です。私共がシステムを導入する際の条件は、「コンプライアンス対応の強化(超過勤務時間管理、年次有給休暇管理、アラート機能等の強化)」、「ワークフローによる業務効率化」、「マルチブラウザ及びモバイル端末による利用」の3点でした。これらの条件を「e-works」は全てクリアしており、かつ導入費用も他社製品と比べて低コストで、さらにはJR九州グループ企業独自のカスタマイズにも柔軟に対応できることから「e-works」を選定致しました。
- e-works:既存システムから「e-works」へのシステム移行はスムーズだったでしょうか。移行時のエピソード等があればお聞かせください。
野口様:既存システムから「e-works」へのシステム移行は、イーワークス様の柔軟かつ迅速な対応のおかげもあり、概ね円滑に行うことができました。最も苦労した点は、既存システムにはない機能の追加開発です。通常のサーバー構築及びシステム導入に加え、システムの追加機能開発が7件あり、同時並行で対応しなければならない状況でした。「e-works」の標準機能と関連性が深く影響もあり、様々なパターン登録が考えられたため、仕様の確定はもちろんのこと、テストパターンの洗い出しに時間を要しました。導入時期も確定しており、スケジュールにもゆとりが少ない状況ではありましたが、イーワークス様の豊富な知見を基に、Web会議なども活用して緊密なコミュニケーションがとれたことによって、双方に認識違いが少なかったことが、今回の移行が成功した要因だと考えております。
- e-works:「e-works」を導入し、助かった点、導入先企業様のご担当者様からのお声等がございましたら、お聞かせください。
野口様:「e-works」を導入したJR博多シティ様より、旧システムから「e-works」に変更して、操作性がシンプルになったとのお声を頂いております。旧システムは画面遷移が多く、実行する処理によって煩わしさがありましたが、「e-works」は一画面で処理が完結することが多いため、煩わしさが無くなり操作に関してもスピーディーになったとのことです。そして、年次有給休暇の取得や時間外労働時間の状況をリアルタイムに確認ができるようになったことや、旧システムでは目視で行っていた特定4週内の法定休日取得チェックとその管理が「e-works」で可能になったことも、利便性が向上した点として挙げられました。
また、JR博多シティ様は、導入に合わせて出務表や超過勤務(休日出勤)整理簿、勤務変更申請書等の記録簿を廃止しています。これまで記入内容のチェックや照合等に多くの時間を要していましたが、「e-works」の導入により、その作業を行う必要がなくなりました。年次有給休暇管理における更新作業についても同様です。これまでシステム外で行っていた作業をシステム内で完結できるようになったため、間接部門の業務が大幅に軽減され効率化できたとのことです。
最後に「e-works」の利用にあたり、JR博多シティ様からさらなる改善要望も頂戴しております。今後とも、エンドユーザー様の要望に対して、柔軟に対応して頂けますと幸いです。
- e-works:今後の勤怠システム「e-works」に期待される事をお聞かせください。
野口様:JR九州やJR九州グループ企業に限らず、勤怠管理システムについては、今後も外部環境の変化に迅速かつ柔軟に対応していく必要があります。「e-works」はこれらをユーザー視点で実現でき、対応スピードも速く、低コストで導入できる製品です。これまでに私共が見た複数他社の勤怠管理システムと比較してみても「e-works」は魅力ある製品だと感じます。
今後の「e-works」には、極力カスタマイズの必要がなく、多種多様な業種において標準機能で対応できる幅を広げていただき、さらに使い勝手のよい製品になることを期待しております。
当社はJR九州グループ企業全ての勤怠システムの統一化を目指しており、そのために、イーワークス様との連携を更に深めていければと考えております。イーワークス様には円滑な導入のためにさらなるご支援を賜り、「e-works」をより良い製品にするために、そして導入していただける企業様を増やしていくために、共に取り組んでいけましたら幸いです。
- e-works: 野口様、貴重なお話をいろいろお伺いでき有難う御座いました。今後とも宜しくお願い致します。
この度導入いただきました株式会社JR博多シティ様